＜緑とともに＞
20年以上、緑の仕事にかかわってきましたが、実は緑に興味があったわけではないんです。就職先を探しているとき、たまたま造園会社が目に入り、応募しただけ。最初は、名前どころか常緑樹と落葉樹の区別もつかない初心者マークでしたが、テレビや映画、コマーシャルの緑も手掛けていたので、樹木や草花、観葉植物にとどまらず、熱帯魚の水槽の水草にまで仕事は広がりました。そして、少しずつ知識が増えると、面白さを感じるようになったんです。 けれども、装飾だけでなく、鉢植のリース、造園、さらにランドスケープにかかわると緑の奥の深さを痛感させられました。まだまだ、勉強していかなくてはなりません。 自分が緑から離れられないことは、独立するときに実感しました。日本の四季を存分に味わえるし、何よりも人の気持ちを和ませたり、癒したりする力に敬服しています。人が生きるためのO2を放出していることにも感動しています。緑は、人と地球にとってなくてはならない存在。その緑に携わっていられることは素晴らしいことだと思うのです。 これからも、等身大で緑とかかわっていきたいと考えています。髪の毛が真っ白になっても、杖をついて歩くようになっても、緑とかかわっていくのが夢ですね。 |
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代表取締役 美濃部 巌
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