デッキ、パーゴラ

デッキ

 ウッドデッキはガーデニングの必須アイテムになりつつあります。2×4材でデッキ、階段、手摺まで作るのが一般的ですが、工夫をすれば大工さんに頼まないでも自分で簡単に作ることもできます。ご希望の方がいらっしゃったら敷地と建物の図面とご希望を送ってください。デザインをして、図面と作り方の手順をお送りします。
 また、必ずしもすべて木でデッキを作る必要はありません。と言うより、石やレンガなどを使えばより瀟洒でおしゃれなデッキになるでしょう。現在はあまり見ることができませんが、今後必ず増えてくるものと思われます。リゾート地での別荘、ホテルなどを思い起こせばイメージしやすいのではないでしょうか。
 テーブルと椅子を置いてバーべキューなどをやりながらビールを飲むのが一般的なデッキの活用方法ですが、ケーキに紅茶、チーズやサラミにカクテル、などというのも良いのではないでしょうか。その場合、是非、テーブルにはテーブルクロスを敷いて下さい。それだけでぐんとフォーマルになります。


デッキの形

 一般にデッキは奥行よりも間口を大きくとって作ります。多分日本人ですから縁側のイメージが抜けきらないのでしょう。
 だからこそそれを逆にしてみるとまったく予想外の斬新なデッキが生まれます。すなわち極端に言えば突堤のように突き出した、間口より奥行が大きいデッキとするわけです。室内から眺めればぐんと奥行を感じ、室内がさらに奥まで広がったような印象になります。
 庭を縦断してしまっても気にする事はありません。デッキを境に片方を洋風、片方を和風の庭園にすることもできます。
 二階にバルコニーがあるなら階段でデッキとバルコニーをつないで見るのもいいかもしれません。
 また、高さが微妙に違うデッキを2枚並べて作ってみるのも面白いのではないでしょうか。
 とにかく何をするのも自由で、しかもそれほど費用はかかりません。

 
パーゴラ

 パーゴラも庭を彩る楽しいアイテムです。
 一般には、柱と梁、垂木部分を木で作り、白などのペンキで仕上げます。藤棚のように和風にしようと思うのなら柱、梁を丸太で組み、上部は丸竹を棕櫚縄で縛って仕上げます。
 これはあくまで一般的な形ですが、例えばこのパーゴラの柱を石やレンガで造れば地中海風になります。腰の高さ辺りまで同様の石やレンガで壁を作ってもよいのではないでしょうか。その子壁沿いに作りつけのベンチをあしらえばさらに心地よくなるでしょう。ヨーロッパではこういうベンチにクッションを置いてくつろぎます。
 それらの場合は柱を40cm角以上と思い切って太くしてください。その太くて重量感のある柱に、軽やかに棚の部分が乗っているという対比がよいのです。
 また、石やレンガの柱や壁に竹で作った上部を取り付けてもまったく不自然ではありません。かえって新鮮なイメージのパーゴラになります。
 ただ、全体のプロポーション、バランスには気を使う必要があります。


パーゴラ+日除け

 パーゴラの下にテーブルを置くとしたらそのテーブルの上にはパラソルが広がっているというイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。太陽の光を和らげ、より心地よく過ごすために、パラソルは便利な道具です。
 しかし、一歩進めてテントを張ってみてください。テントと言っても雨ではなく日差しをさえぎる事を目的にしているわけですから、シーツでも良いのです。四隅に紐をつけてパーゴラに縛るとよいでしょう。一枚で足りなかったら二枚でも三枚でも四枚でも並べて貼ってみてください。そのとき、少しずつ重なりを作りながら張ることがコツです。ただしその場合、シーツの高さを変えてください。一枚の大きなシーツに見えてしまうと面白くないからです。
 エスニックなイメージ、というよりはコロニアル(植民地)スタイルにしてみたいのなら葦簾(ヨシズ)を使ってみてはいかがでしょう。海の家で見ると野暮ったく見えますが、パーゴラの上に乗せてみると以外にいけます。その場合、パーゴラの高さは少し低めに設定すると良いでしょう。

 
パーゴラ+植物

 植物を使いたいのなら藤だけではなく、今はいろいろ他の植物も楽しむ事ができます。
 まずは、蔓バラ。ヨーロッパの香りです。しかし、手入れが少し大変かもしれません。また、冬場は花も葉も落ちて少し荒々しい印象になります。
 今人気のガーデニングでは鉢植えの花を何鉢も吊るします。
 鄙びた風情を楽しみたいのならヒョウタンやアケビがおすすめです。ヒョウタンはながめるだけでもユーモラスで十分に楽しめますが、腐らせて種を抜き、乾燥させて磨けば器として楽しむ事もできます。アケビは食べる事もできます。
 食べることができると言えばブドウもいいかもしれません。ただし虫が集まるという話を聞いたことがあります。植木屋さんに相談してください。キウイフルーツは近年棚にしている姿をよく見かけます。こんもりと葉が茂り、見た目も大変心地よいです。



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